横井研究室 2017年度第1回オープンキャンパス

横井研究室 2017年度第1回オープンキャンパス

研究室に入ると多くの見学者で研究室はごった返していました.研究室の中は研究で制作したロボットや機器が並んでおり展示会のようでした.

まず始めに見せてくれたのはBMIロボットアームです.見た目はたくさんのモータが組み合わさっていて人の腕のようです.これは人の脳波を使ってアームを動かせるようにし,体が動かない人の補助をします.このアームは研究室で開発されたものであり,同じような製品に比べて,重量は遥かに軽くそして力が出ます.

次に見せてもらったのは,FESです.これは機能的電気刺激の略で,筋肉に電気刺激を行うことで,麻痺患者でも麻痺した箇所を動かすことができ,リハビリなどに使用することができます.この機械は研究室と企業で開発されたもので,非常に小型でした.これは実際に見学に来た人も試すことができたのですが,自分で動かそうと思っていないのに腕が動く間隔は不思議な体験でした.

最後に見せてもらったのは,横井研究室で一番有名な研究題目である筋電義手です.義手とは一般的には手が欠損している患者が見た目を再建するためにつける装飾用の手のことをいいます.それに対して研究室で研究している義手は電動義手という種類の義手で,手先がモータによって動作します.

研究室ではここ数年この筋電義手の開発に最も力を入れてきたそうです.この筋電義手は人の筋肉から発せられる電気信号を皮膚表面でセンサが感知し,手指の動作を推定して義手が動作します.

筋電義手はさまざまな企業や研究室が開発を行っていますが,この研究室の義手は患者が使いやすい,という点が特長です.つまり他社製品に比べて重量が軽く,また義手の価格も部品の製造を3Dプリンタで行うことによって比較的安く作ることができます.会場ではこの筋電義手を実際に見学者にもつけて操作をしてもらい,いかに軽いか,また操作がしやすいかを体験してもらっていました.研究室ではこの筋電義手から発展して,小児用の筋電義手と肩離断者のための肩義手も開発を行っていました.小児用,幼児用の筋電義手は非常に小型,軽量であり最先端のロボティクスを直に触れ感じることができました.

学生へのインタビュー

この大学を受験して今の学科に入ろうと考えたきっかけについて教えてください

人工知能やロボットに興味があり,それらの研究が活発に行われていることから選びました.1人暮らしや都会での生活に憧れがあったのですが,金銭的な問題から都内の私立大学に通うことはは困難であったため両親と相談の結果,有名な国公立大学あることを条件に認めてもらうことができました.
以上の条件を満たしつつ自身の学力で入学可能であり,人工知能・ロボットの講義が開講されていたためこの学科に入りました.

なぜこの研究室を選んだのでしょうか

自分の学びたい分野の研究が行える研究室を挙げ,その中で募集に空きが残っていた研究室から選びました.競争率の高い研究室に入れなかった場合に全く他の分野の研究室に配属されることは避けたかったというのもあります.

この研究室ならではだと思う強みや良いところを教えてください

ハードウェアからソフトウェアまで研究対象となっている研究室なので,どちらかに特化した研究もできればバランスよく研究することもできる,そういった自由度の高い研究ができることが強みだと考えています.

卒業後は主にどのようなところに就職されるのでしょうか

具体的な分野は決まっていませんが,技術開発を行えるような企業に就きたいと考えています.また先輩方はロボットメーカーや自動車メーカーなどに就職されています.

高校生にメッセージをお願いします

大学の勉強は中学高校のような個人ではなく友人や先輩などと協力して効率よく行うことが重要になります.まずは合格に向けて頑張りましょう!

(2017/7/16 取材)
内容は研究室公開時のものです.
教員の異動等により現在の研究内容が異なることがあります.
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