小泉研究室 2018年第2回オープンキャンパス
オープンキャンパスでは,小泉研究室はゼミ形式で研究室公開を行っていました.高校生にはゼミという言葉に馴染みが無いかもしれませんが,プロジェクターなどの機材を使いながら,現在行っている研究をわかりやすく説明してくれました.紹介された内容を簡単にお届けします.
小泉研究室では医デジ化をテーマに,医療とロボットの融合や医用画像処理について研究を行っています.
まず,医療とロボットの融合では,超音波診断装置を動かすロボットについて研究しています.超音波診断装置とはいわゆるエコー検査で,安全に人体の中を小さな装置で簡単に見ることができることから様々な医療現場で活用されています.超音波診断装置は手軽に測定できる半面,患者が動いてしまうと診断機が患部からずれてしまったり,医師の手がふさがってしまったりします.小泉研究室のロボットは人が動くのに合わせて装置を自動で動かすことで,装置が患部からずれてしまうことを防ぐことを目指しています.
医用画像処理では,近年話題になるAI分野を積極的に活用して研究を行っていました.
例えばMRIやエコーで撮った画像にはたくさんのノイズが含まれています.これは人が動いてしまったり,脈拍によってずれてしまったりどうしても防げません.そこで,人工知能による画像処理によって,ノイズを減らしたり,元のきれいな画像を復元したりしています.
他にも,超音波診断装置では骨より奥の患部は映らないという欠点がありますが,これを復元して見えるようにする研究も行っています.
また,画像から異常な部分を検知することで,病気の箇所を診断し,医師をサポートすることを行っています.
この分野は今非常に活発に研究されており,これが実現化することで医師不足の解決を助け,負担を減らすことができると期待されています.
学生インタビュー
この大学を受験して今の類やプログラムに入ろうと考えたきっかけについて教えてください
- 医療分野とロボット工学の融合した研究をしたかったからです.
- なんといっても名前がかっこよいと思ったからです.
なぜこの研究室を選んだのでしょうか
- 医療に携わりたかったからです.人のためになる技術を学びたいと思いました.
- 先生の人柄のよさと医療分野と工学の融合研究を行っている点です.
- 先生が良い人そうだったからです.これは重要だと思います.
この研究室だからこそと思う強みや良いところを教えてください
- 指導教員の人柄が良いことや、機材が充実しているところです.
- 拘束がなく、自分の研究したい気持ちの分だけすることができることです.
- 様々な病院や企業と連携しているところです.社会とのつながりも重要だと思いました.
卒業後は主にどのようなところに就職されるのでしょうか
医療業界を志望しています.
高校生にメッセージをお願いします
- 悔いのないように頑張ってください.
- make your vision
- 機械科は様々な進路がありそうなので進路選択に迷っている人にオススメです.