松浦研究室 2017年度第1回オープンキャンパス

松浦研究室 2017年第1回オープンキャンパス

松浦先生へのインタビュー

研究内容について教えてください.

基本的には光ファイバー通信に関係する研究を行っています.今の技術というよりは,将来的に役に立つと思われるような,新しい光ファイバー通信に関する研究を行っています.現在は三本柱で研究を行っており,その一つは光ファイバー給電技術です.通常の光ファイバーは,通信を行うための伝送路です.光ファイバーに通信用の信号と合わせて,強い光のエネルギーを同時に送信できれば,遠方にあるような通信機器へエネルギーを送ることができ,外部電源無しに,通信機器を動かすことができるようになります.

もう一つは,プラスチック光ファイバーを使った光ファイバー伝送技術です.世の中で使われているほとんどの光ファイバーはガラスでできていますが,プラスチックは折れても安全であり,曲げに強い特長があります.従来の光ファイバー通信は長距離系や海底ケーブルなど,非常に長く,たくさんの情報を扱っていました.しかし,これから,各家庭などで光ファイバー通信が用いられるようになった場合,扱うのは,専門業者ではなく,私たちです.そうなると,多少曲げても大丈夫であったり,汎用性が高い光ファイバー伝送技術が必要になってきます.

最後の三つ目は,光信号処理技術です.通常,信号を処理するときは,電気の信号へ変換してから処理を行います.しかし,光信号のまま処理をすることで,より高速,低消費電力で,複雑な処理を行うことができます.具体的には,光で作ったアナログ信号を,ディジタル信号に光のまま変換する「光アナログディジタル変換」の研究を現在進めています.

学生の就職先はどのような分野が多いですか?

圧倒的に多いのは通信キャリアです.携帯電話系の会社であったり,日本のネットワークと関わっている会社で,通信関係の大手企業です.

 高校生に向けてメッセージをお願いします

通信関係の研究は,大学だけでなく企業なども行っています.大学では,チャレンジングな実際に使われるかはわからない研究を前向きにやっていることが強みなので,チャレンジ精神を持って新しいことに積極的に取り組めることが重要だと考えています.是非チャレンジ精神を持って,大学へと入学してきてください.

学生へのインタビュー

どうしてこの研究室を選びましたか?

(Aさん)

研究室の雰囲気が心地良さそうと感じたこと,また,研究内容が身近であると感じたことから,松浦研究室を選択しました.私は三年生のとき,大まかな方向性として,通信関係の研究をしたいと考えていました.そのため,多くの研究室を訪れ,詳しく話を聞き,通信関係の研究室を絞っていきたいと思いました.オープンキャンパスや,オープンラボなどの研究室公開の機会を利用し,色々な研究室を見ていたところ,松浦研究室は,学生が義務感などでなく,生き生きと研究室紹介をしていました.1年,もしくは3年を研究室で過ごすことを考えると,研究室の雰囲気は重要だと思い,明るく,生き生きと研究が行えそうな松浦研究室に興味を持ちました.研究内容の光通信については,訪問前はほとんど興味もなかったのですが,話を聞くにつれて,自分たちの生活と関連があり楽しそうと感じたことから,決めました.

(Bさん)

私は,中高の頃から趣味で無線を扱っており,電気通信大学を選んだのも通信関係に興味があったからです.大学で色々なことを学ぶうちに,光ファイバー通信について特に興味を抱くことになり,研究室を選びました.研究内容以外には特に気にしていませんでした.

研究室に配属されてから印象は変わりましたか?

(Aさん)

実際に研究室に配属されてからも,配属前のイメージ通りで,とても優しい先輩方や松浦先生に色々と教わることができています.ただただ優しいだけでなく,指導を行うときには厳しくもしてくれるので,非常に助かっています.

(Bさん)

落ち着いた研究室なので,快適に研究を行うことができています.先輩方や松浦先生はとても優しく,度々助けていただいています.