私から見た電通大って、
いい意味でヘン
電通大の正門から入ると、噴水のあるこの光景が出迎えてくれた。
私が進学したのは、今でいうⅡ類の前身にあたる学科です。もともと私は音響に興味があって、暗号化とか情報圧縮とかにも関心を持ち始めた高校生の頃、電通大の情報通信工学科という自分にバッチリ合う学科を見つけました。あのときオープンキャンパスで初めて電通大を訪れて、この学科を深く知れたことに、そして緑溢れる構内に、ワクワクしたのを覚えています。
入学後すぐにできた友人は、いい意味で、変わった人ばかり。高校は普通科の出身だった自分だからこそ驚いたのかもしれませんが、趣味や技術面でお互いにディープな話ができるとは思っていませんでした。授業でもうれしかったです。理解しにくいところを友人に訊いたり教えたりすることに加え、この技術がすごい、この数式の式変形には脱帽だなど、その場で仲間と新しい発見に共感できる素晴らしさを体験しました。
科学実験のレポート作成はなかなか大変でしたね。土日はめいっぱい遊ぶほうでしたので、平日にがんばっていました。自宅でレポートを作成するときは、よく友人とはリアルタイムにメッセージを交換し合いながら進めていたことが懐かしいです。自分の試したことや、根拠を示しての考察と結論を正確に他人に伝え、納得してもらうスキルはエンジニアとして重要なので、当たり前として捉える、そのセンスを養うことができたのはちょっとした宝物ですね。

噴水のあるこの光景が出迎えてくれた。